Himmel

ヒンメル

トップノートは、ウォータリーノートの透明感ある香りから始まります。艶やかな髪に泣きぼくろを持った、爽やかな好青年の姿が思い浮かぶ香りです。
そこにサボンノートの軽やかな印象が重なると、明るくナチュラルな香りが広がります。ちょっぴりナルシストで、ちょっぴり抜けているヒンメルらしい、親しみやすい香りです。

ミドルノートになると、ローズの優雅な香りが出て清潔感のあるイメージになります。フリーレンの悠久の記憶に深く刻み込まれるほど、誰よりも勇者らしい彼の心や気持ちの在り方が伝わってくる香りです。
また、優しいだけでなく、人の命を弄ぶ魔族には徹底的に戦う姿勢を見せるなど、正義感の強さも伝わってきます。

ラストノートになると、ベンゾインの温かみのある香りが出てきます。全てを包み込むような大らかな香りで、魔王討伐という偉業を抜きにしても時代を超えて慕われる、彼の生き様が思い浮かびます。
一方でトップノートとは違い、不透明な印象があり掴みどころがないものの、どことなく存在感がある香りでもあります。姿形は見えなくとも、人々の記憶の中に確かに生き続けているような、そんな気配も感じられます。

ヒンメルのフレグランスは、透き通るような澄んだ香りが雑念を洗い流し、誰しも持っている真心を思い出させてくれます。
大切な人を励ましたい時に、自分の手首に吹きかけてみてください。その手の温もりや優しさが、香りと共にきっとあの人に伝わります。