Shaddiq Zenelli

シャディク・ゼネリ|機動戦士ガンダム 水星の魔女

飄々とした軽やかさがありながらも、揺らめくような印象がある、ミステリアスなフレグランスです。
どことなく心が翻弄されるような、掴みどころのない香りに仕上げました。
ゆったりと漂うオリエンタル調の甘みが、余裕を感じさせるとともに、不思議な色気を生み出しています。

トップノートは、ローズウッドのほのかな甘みが漂います。ウッディ系の渋みに華やかな甘みが重なるビタースイートな香りで、軟派で飄々とした一面や、グラスレー寮の女子学生を引き連れている姿が感じられます。
ですがそこに、すっきりとキレのあるライムも重なり、きりっとした印象も垣間見えます。審問会に出席するなど、次世代のグループ幹部候補として活躍する姿を思わせる香りです。

ミドルノートでは、イランイランの花のまろやかな甘みが香り出します。余裕に満ちた彼の、笑みを浮かべた口元を思わせる香りです。
そこにラブダナムの揺らめくような香りが重なって、ミステリアスな印象が出てきます。
ニカを「連絡係」と呼ぶ彼の謎めいた言動や、「ベネリットグループを解体する」と語り裏で手を回して暗躍する姿が感じられるような香りです。

ラストノートでは、アンバーの温感にトンカビーンズのほのかな柔らかさが重なって、あたたかな印象の香りが広がります。
周りには明かさない彼の想いを物語るような香りで、「ホルダーになってキミを守る。その一言が言えれば、俺も中に入れたのかな?」とミオリネに語るシャディクが目に浮かぶようです。