Cure White

NO.6|紫苑

トップノートはベルガモットの涼やかな香りから始まります。知識豊富で科学部部長として頑張るほのかの姿や、なぎさと出会ったばかりの頃の、まだ余所余所しい雰囲気も感じられます。
そこにペアのみずみずしさが重なるとおっとりとした印象も出てきて、清楚でおしとやかなほのからしい、すっきりとした甘みが漂います。

ミドルノートになると、ホワイトローズやシクラメンのしっとりとした静けさのある香りが広がります。変身したキュアホワイトのしなやかに戦う姿が思い浮かぶ、凛々しい香りです。
一方で、フローラル調の渋みや芯のある香りでもあり、ドツクゾーンのキリヤの心を動かした程の、どんな絶望にもめげない精神力や、頑固で強気な一面を思わせます。

ラストノートは、アイリスの上品な香りやホワイトムスクの柔らかな香りが出てきます。落ち着きの中にやさしい甘みがある香りで、大好きな親友のなぎさ、大事な後輩のひかりはもちろん、大切なパートナー・ミップルの中で、ブレーン役として立ち回ったり、みんなとほんわかとしたやり取りをしたりする姿が垣間見える香りです。

キュアホワイトのフレグランスは、すっきりとしたフルーツの甘みに、花々の凛とした香りを添えた、かわいらしさの中に、清らかな印象や芯の強さを感じられる香りです。 辛く耐え難いような苦しさを感じた時、涙を拭って香りを胸に満たせば、ホワイトが肩を抱いて、行くべき道を指し示してくれる。そんな、希望が見えてくるフレグランスです。