John

ジョン|吸血鬼すぐ死ぬ

トップノートは、ルバーブの甘酸っぱく軽やかな香りで、ポジティブで明るいイメージが広がります。
ジョンのお茶目な姿を思わせる香りで、ご主人様の家事を手伝おうとして部屋をめちゃくちゃにしてしまったり、日めくりを全部めくってしまったりするジョンという雰囲気です。

ミドルノートになると、ミルクティーを思わせる優しい甘さへと香りが変化します。ほんわかとした柔らかな香りです。
ドラルクを必死で助けようとし、ドラルクが死んでしまうと涙を流す、心優しいジョンの姿が目に浮かぶようです。
さらにマグノリアのお花の香りも出てきて、ピュアなイメージも重なります。
まだ赤ちゃんだったころ、怪我をした自分を手当てしてくれたドラルクを慕ってルーマニアまで旅をしてきたジョンの、ドラルクのことを大切に思う気持ちが感じられます。

ただラストノートでは、一気にメープルの甘い香りへ変わります。まるでシロップのたっぷりかかった、香ばしいパンケーキが目の前にあるかのような香りです。
ドラルクやロナルドと一緒に、おやつの時間にドラルクの焼いたお菓子を頬張っているジョンの、幸せそうな姿を思わせる香りです。

全体を通して、明るく朗らかな空気感と共に、愛くるしい甘みが鼻をくすぐる、スイートな香りとなっています。
誰もの心をとりこにするようなジョンの可愛らしさが、ギュッと詰まったフレグランスです。