宵闇にささやく夢語りを信じて
勢いよく香り立つスパイシーオリエンタルノート

ジリジリと肌を焦がすようなクローブの渋みが満ちる熱砂の国に、キレのあるライムが疾走感をまとって駆け抜ける。
熱帯夜にたゆたうのは、もどかしく揺れる葛藤（ジレンマ）を伝えるような、ほろ苦さをはらんだゼラニウムの香り。次第に真っ直ぐなシダーウッドが薄日と共に射し込み、長き夜を超えて辿り着いたのは、心地の良いよすがの楽園（オアシス）。
心の内に情熱を宿して、不器用ながらも進み続ける青年に贈るフレグランス。

TOP:

Bergamot, Lime, Nutmeg, Clove

MIDDLE:

Lavender, Geranium, Galbanum, Himawari

LAST:

Musk, Cedarwood, Amber, Tonka Beans

猫の手と手を取り合って
小さな世界へと躍進するフルーティーフローラルノート

明るいシトラスと瑞々（みずみず）しいグリーンアップルが生み出す、生き生きとした躍動感。それは次々と湧きあがる直感（インスピレーション）を刺激するように弾け、冒険の旅へと背中を押す。
新たな出会いに胸をはずませ前進するその姿の側では、豊かに色づいた花々が凛とした気配をまといながら、軽やかな足取りに合わせて揺れている。
どんな試練にも諦めずに立ち向かうための、無垢でまじりけのないフレグランス。

TOP:

Lemon, Bergamot, Green Apple

MIDDLE:

Cardamom, Plum, Jasmine, Rose, Yuri

LAST:

Raspberry, Musk

けがれなき心がもたらす奇跡
慈愛に満ちたメルヘンフローラルノート

幸せな幻想（おとぎ）の世界を思わせる、フルーツとピオニーのふわりと柔らかいハーモニー。花の王子は、瑞々（みずみず）しく輝くローズと図らずも巡り会い、麗しい花園に足を踏み入れる。
どこからともなく重なるのは、ホワイトムスクの心地よいぬくもり。それは、傷ついた花弁を慈しむ言の葉のように、穏やかな気配を宿している。
真摯な優しさが茨の刺々しさを癒し、永遠（とわ）の愛を叶えるためのフレグランス。

TOP:

Lime, Pineapple, Peony

MIDDLE:

Rose, Geranium, Jasmine, Balloon Flower

LAST:

White Musk, Coumarin

大海原に夢と希望を馳せる
その快活さに魅せられるシトラスマリンノート

すっきりとしたシトラスの香りは、白い海鳥が気ままに舞う青空のよう。それは広大な海に響き渡る軽快な掛け声の如く、伸びやかに広がってゆく。
水しぶきにも似たマリンノートの荒波を越えた先で手にしたものは、ベチバーの微かな熱。その温度が伝えるのは、からっぽにも思えた箱の中に隠れていた、絆という名の姿なき財宝。
ロマンが眠る世界へ華麗に舵を取り、水平線の彼方まで進むためのフレグランス。

TOP:

Grapefruit, Bergamot, Rosemary

MIDDLE:

Dahlia, Iris, Marine Note

LAST:

White Musk, Amber, Vetiver

それは“今”を生きる忍のための香り
ポジティブに前を向くシトラスオゾンノート

瑞々（みずみず）しいウォータリーノートとキラキラと輝くフルーツが出会い、ハイな気配が駆け抜ける。
いつしか辺りに漂うのは、軽やかなオゾンのゆるりとした雰囲気。それは空を漂う霞（かすみ）のように自由に形を変え、何者にも囚われることはない。次第にホワイトシダーが空気を引き締めるように立ち昇り、導き出した答えの片鱗をのぞかせる。
無二の縁（えにし）を信じ、愉快な日々を積み重ねるフレグランス。

TOP:

Watery Note, Passion Fruit, Pineapple, Hibiscus

MIDDLE:

Muguet, Peony, Ozone Note

LAST:

White Cedar, Clary Sage

どこまでも夢の続きを追いかけて
約束を果たすフレッシュシトラスノート

照りつける太陽のように明るいレッドマンダリンが燦々（さんさん）と降り注ぎ、ベルガモットの爽やかな風が汗のにじむ頬を撫でる。
天日が放つまばゆいほどの輝きに目を伏せると、足元ではほろ苦いゼラニウムが音もなく漂い、胸の痛みを疼（うず）かせる。だが、臆病な心を鼓舞するようにベチバーが力強く広がれば、鮮烈な球音がグラウンドに響き渡る。
固い結束を拳に握り、終わりのない青春へと挑むフレグランス。

TOP:

Red Mandarin, Bergamot, Aldehyde, Cardamom

MIDDLE:

Nutmeg, Lavender, Magnolia, Geranium, Asagao

LAST:

Vetiver, Patchouly

渇いた心に灯った熱
空白を満たすスマートシプレーノート

上質なスーツの裾が翻（ひるがえ）り、品のあるシプレー調の香りが広がる。そこに重なるゆるやかな甘さは、危険な気配を漂わせた男の鷹揚な微笑みのように、見る者の視線を攫ってゆく。
裏切りの世界に蔓延（はびこ）るほろ苦いパチュリに翻弄される中、背後に感じる飾り気のないモスが伝えるのは、見えずともそこに在る頼もしい存在感。
運命の悪戯が引き寄せた、胸滾（たぎ）る相棒と調和するフレグランス。

TOP:

Bergamot, Mandarin, Orange Flower, Coriander

MIDDLE:

Jasmine, Rose, Patchouly, Cosmos

LAST:

Musk, Amber, Labdanum, Moss

目を背（そむ）け続けた光彩と向き合い
夜の帳へと溶けるハーバルスモーキーノート

光の当たらない暗がりにひっそりと息づく、硬質なタイムとスパイスのキレ。それは内に隠したもどかしい感情を疼（うず）かせるかの如く低く漂い、静かに心を蝕（むしば）んでゆく。
鈍い痛みを癒すように密やかに流れ込む、フランキンセンスの仄（ほの）かな甘み。僅かな希望が指先を掠めたその刹那、闇へと歩む人影の跡に残るのは、淡く燻（けぶ）り立つ煙草の香りのみ。
悲しき思い出を乗り越えて進む、ダークヒーローの生き様を称えるフレグランス。

TOP:

Bergamot, Black Pepper, Thyme

MIDDLE:

Ylang Ylang, Frankincense, Higanbana

LAST:

Balsam Fir, Sandalwood, Tobacco Absolute

武闘を極めし修行の果てに
道を切り開くエネルギッシュシトラスノート

高みを目指し努力を重ねる青年の燃え滾（たぎ）る志を思わせる、シトラス調の快活な気配。千里の道中で目覚めを待つ蕾たちは、軽やかな風と戯れながら伸びやかに花開く。
澄んだホワイトシダーが迷いなく立ち昇ると、見えてくるのは誰もが手を伸ばす武の極致。明るく晴れやかな香りは、遠く感じたその場所に立つための、友との絆を伝えている。
天真爛漫な笑顔に信念を宿して、願いを遂げるフレグランス。

TOP:

Lime, Orange, Basil

MIDDLE:

Galbanum, Tuberose, Gerbera, Pansy

LAST:

Musk, Olibanum, White Cedar

共存する二つの命を背負い
明日へと旅立つワイルドスパイシーノート

シャープなジュニパーベリーの刺激的な雰囲気は、眼光鋭い狼が醸し出す圧倒されんばかりの迫力を思わせる。荒廃した世界に吹き荒れるクローブの力強さはまるで、ただ独り己の為に牙を研ぐ男の生命力のよう。
しかし、いつの間にか紛れ込んだラブダナムのぬくもりに気付けば、その精悍な瞳が捉えるのは一筋の光が示す未来への導（しる）べ。
哀しみを振り返らずに、慈しむ想いと共に歩むフレグランス。

TOP:

Juniperberry, Lime, Neroli, Green Note, Clove

MIDDLE:

Heliotrope, Geranium, Lavender, Carnation

LAST:

Oakmoss, Cedarwood, Tonka Beans, Labdanum

その身に受けた恩を胸に
仁義を貫き通すドライウッディノート

痺れるような丁子の渋みが紅蓮の華を散らせる奥底で、静かにたゆたう香木の香り。古傷の疼（うず）きと呼応するように広がる檜（ひのき）は、龍の雄叫びを背に宿す男の真っ直ぐな生き様を伝えている。
一瞬の火花に目が眩むのも束の間、樹脂の落ち着いた甘みに誘（いざな）われ振り返ると、そこにあるのは誰にも告げずに遠ざかる後ろ影。
契りを胸に抱きひたすらに仁義の道を行く、高潔なフレグランス。

TOP:

Hiba, Pimento, Clove

MIDDLE:

Muguet, Hinoki, Cedarwood, Kiku

LAST:

Olibanum, Patchouly, Amber, Musk

心に刻む生きる道の証明
運命（さだめ）を変えるメタリックムスキーノート

月明かりが射し込む廃墟に満ちる、ハーバル調の冴えた気配。熱を持たないその半身の質感にも似た硬さに重なる花々の控えめな甘さは、ただ一つの真実を追い求める純粋な心を思わせる。
生と死の狭間で曖昧に広がるムスクが宿すのは、淡々とした冷たさと混じり合う心地よいぬくもり。困難に行き詰まる足元をシダーウッドの光が照らせば、生き抜く覚悟が胸に灯る。
一人立つためにしがらみと向き合い、夢の先へと手を伸ばすフレグランス。

TOP:

Lemon, Grapefruit, Eucalyptus, Spearmint

MIDDLE:

Citronella, Cyclamen, Neroli, Thistle

LAST:

Sandalwood, Cedarwood, Musk

叶わぬ想いを抱きながら
安らぎを届けるパウダリックフローラルノート

降り注ぐ淡い光にも似たシトラスに重なる、麗しいホワイトフローラル。それはまるで、哀しき運命を辿る者の純白の翼のように、けがれなく美しい。
心地よいミュゲの香りが、手紙にしたためられた言葉を運びながら柔らかくたゆたい、はらはらと舞い落ちる羽とは裏腹にその心を満たしてゆく。
無二の友に預けた身体をそっと包み込むようにホワイトムスクが広がれば、高潔な魂は天へと旅立つ。
新たな門出を見守り続ける、心優しき天使へ贈るフレグランス。

TOP:

Bergamot, Apple

MIDDLE:

Muguet, Jasmine, Gardenia, Tuberose, Suisen

LAST:

White Musk, Peach, Amber

己が生き様に打つ終止符を願い
強きを求めるビターウッディノート

雨の隙間に漂うのは、シナモンバークのがさついた質感をまとう、重厚な香木の渋み。曙（あけぼの）を遮る夜の片影を切り裂くように広がるシダーウッドの真っ直ぐな気配は、鬼神さながらの剣さばきが如く隙が無い。
待ち焦がれた強者（つわもの）と見（まみ）えたのも束の間、その場に残ったのは狂い咲いた鮮烈な赤の痕跡。辺りに漂う余韻めいたアンバーが伝えるのは、静かなる沈黙のみ。
望むべき死に場所を求めさすらう、剣に生きる武士のためのフレグランス。

TOP:

Cinnamon Bark, Orange

MIDDLE:

Guaiacwood, Cedarwood, Orchid

LAST:

Musk, Amber

危険な賭け（リスキーゲーム）の行先に
明日が拓けるマリンフローラルノート

冴えたハーバルに重なるアップルの甘さは、ひりついた緊張感の中で浮かべる悪戯めいた笑みのよう。制限時間（タイムリミット）が迫る中、蠱惑的な謎に翻弄されながらも、その一手は凛と咲く花のように迷いなく機先を示し、自らの手で幸運を呼び込む。
そっと流れ込むフローラルオゾンが伝えるのは、緊迫した勝負（ゲーム）の終幕。刻まれた記憶と寄り添う決意を宿した男は、宙を舞う指輪（リング）に想いを馳せ、前を向いて進み出す。
儚い恋に別れを告げ、大切な思い出を胸に歩むフレグランス。

TOP:

Eucalyptus, Lemon, Lime, Apple, Galbanum

MIDDLE:

Muguet, Heliotrope, Jasmine, Anemone, Sweet Pea

LAST:

Musk, Floral Ozone, Anise, Sandalwood

綺麗な嘘に包まれた悲しき答えを
そっと手招くフローラルシプレーノート

格式高い洋館にしめやかに漂うイランイランの上品な甘さは、恭（うやうや）しく振る舞う執事の所作のように優雅で美しい。そこに絡むスパイスの仄（ほの）かな刺激はまるで、その唇から紡がれる、言の葉の棘のよう。
刻一刻と時計の秒針が進む度、密やかに紛れ込むオークモスが少しずつ暴き出すのは、迷宮の奥底に息を潜めていた真実。それは残酷ながらも切ない物語（ストーリー）をほのめかす、複雑でいて優しい香り。
飄々とした佇まいに宿る確かな愛情が、寄り添い続けるフレグランス。

TOP:

Petitgrain, Bergamot, Lemon, Ylang Ylang

MIDDLE:

Geranium, Jasmine, Neroli, Clove, Rose

LAST:

Cedarwood, Oakmoss, Amber, Musk

寂しさに埋もれる世界で
ぬくもりに触れるハーバルオゾンノート

夜の帳（とばり）に浮かぶ月光の冷たさのように、クラリセージが静かに広がってゆく。拠り所を求め彷徨（さまよ）う心を包み込むように広がるヘリオトロープの甘さは、どこか繊細で儚い。
心の渇きを潤す心地よい時間はやがてオゾンノートの霞（かすみ）に覆われ、夢のようなひと時に別れを告げて消えてゆく。後に残る淡い質感の正体は、孤独な心を溶かした優しい光。
影ながら愛する者の幸せを願い、ただ独り暗闇の中へ進むフレグランス。

TOP:

Lemon, Black Pepper, Clary Sage

MIDDLE:

Heliotrope, Lavender, Tsubaki

LAST:

Cedarwood, Ozone Note, Tolu Balsam, Musk

地獄から蘇りし亡霊がもたらすもの
埋もれた想いを乗せたディープフゼアノート

華やかなライラックと重厚なウッディ調のコントラスト。その香りはまるで、大舞台を夢見る青年の鼓膜を震わせる、甘く深い、魅惑のアリア。奈落の底から粛々と届く歌声はパチュリの渋みをにじませ、どこか悲しさをはらんでいる。
肌を焦がす炎のようなレザーの質感は、仮面の下に刻まれた傷跡をほのめかすが、次第に痛みを和らげる温かなアンバーがたゆたい、優しい音色へと変わってゆく。それは幕が下りてもなお大衆の心に響き続ける、祝福の旋律。
無二の友へと贈る希望の歌のように、魅力に満ちたフレグランス。

TOP:

Lilac, Orange Peel, Cedarwood

MIDDLE:

Tuberose, Leather Note, Patchouly, Rose, Ranunculus

LAST:

Oakmoss, Sandalwood, Musk, Amber

固く結ばれた絆を胸に
夢を叶えるフルーティーフローラルノート

鮮やかなラズベリーとナチュラルなグリーンオゾンが折り重なり、交わることのなかった二人の運命的な出会いを告げている。約束を胸に秘めた青年の精悍な横顔を思わせて凛と咲く花々は、その身に課せられた宿命（さだめ）にも屈することなく、真っ直ぐに上を向く。
争いの火種はやがて去り、いつしかオゾンノートが生み出す広大な世界へと導かれるように、二つの影は世界を巡る旅に出る。
降り注ぐ陽の光を背に受けながら、明るい未来へと進むフレグランス。

TOP:

Lemon, Green Ozone, Raspberry

MIDDLE:

Eucalyptus, Freesia, Lotus Leaf, Cherry Blossom

LAST:

Ozone Note, Musk, Muguet

心地よい微睡みの世界で
眠っていた本音に触れるティーフローラルノート

近寄りがたい気配を放つウィンターグリーンの奥底から漂う、芳（かぐわ）しい紅茶の香り。それは青年を不思議の国へと誘（いざな）う魔法のように、ゆったりと立ち昇る。
おとぎの世界へ迷い込んだ青年は、華やかな薔薇が咲き誇る森の中を駆け抜けながら、形のない正解を探してゆく。やがて軽やかなフローラルオゾンが、束の間の不可思議な夢から現実へと意識を引き戻せば、青年は新しい宝の答えに辿り着く。
目には見えない大切なものを見つけるために、心の扉を開くフレグランス。

TOP:

Armoise, Wintergreen, Bergamot

MIDDLE:

Black Tea, Sumire, Rose, Anise

LAST:

Floral Ozone, Musk, Peach, Peony, Sandalwood

いつの日か訪れる再会を願い
思い出を抱いて進むノスタルジックムスキーノート

蒸気（スチーム）が立ち込める街で生まれた友との出会いを祝福する、柔らかなホワイトリリー。そこへ紛れるシクラメンの花は重たい質感をにじませ、哀しき別れへの時間（とき）を刻むように歯車を進めてゆく。
やがて辺りに漂い出す、ムスクの優しいぬくもり。軋む心音を聞きながらも友が望む道を選んだ青年は、眠りについた存在と再び見（まみ）える日を夢見て、ねじまきを手に歩き出す。
離れていても繋がる絆が、胸の中で生き続けるフレグランス。

TOP:

Muguet, White Lily

MIDDLE:

Rose, Cyclamen, Sandalwood, Dandelion

LAST:

Musk, Cedarwood, Tonka Beans, Raspberry

己が使命を胸に抱き
明日を切り開くアクアティックハーバルノート

水気を帯びたマリンノートが、静かな湖畔に満ちる。端正な気配に誘（いざな）われるように顔を向けると、そこに見えるのは水をまといし剣（つるぎ）を振るう青年の姿。その足元に咲き誇る花々は、どんな逆風にも負けることなく凛と強く花開き、聖なる騎士の訪れを称えている。
闇に潜む思惑を絶つ一太刀にも似た、清々しいホワイトシダー。まばゆいほどの輝きが剣（つるぎ）に込められしその瞬間、騎士の手には栄光という名の勝利がもたらされる。
真っ直ぐな正義を貫き、信じた道を進むためのフレグランス。

TOP:

Bergamot, Eucalyptus, Marine Note

MIDDLE:

Neroli, Rose, Iris, Gerbera

LAST:

Spearmint, White Cedar, Musk

それは絆の始まりを告げる音
色鮮やかに世界を染めるフローラルシプレーノート

孤高の存在が生み出す冷たい音色を思わせる、ハーバル調の冴えた質感。その香りは、次第にしなやかなグリーンローズと調和し、夕暮れ時の教室に響き渡るハーモニーのように、心地よく辺りをたゆたう。
芽生え始めた感情に戸惑いながらも歩み寄る青年の背中を押す、晴れやかなヘリオトロープ。一人きりで奏でていた孤独な音は、やがて仲間と共に見つけたあたたかな春の音色に変わってゆく。
幸せな旋律に乗せて、秘めた想い（メッセージ）を届けるフレグランス。

TOP:

Bergamot, Wintergreen, Hyacinth

MIDDLE:

Green Rose, Herb Tea, Jasmine

LAST:

Heliotrope, Marine Floral, Honey

友へと贈る言葉の戯れ（トリック）で
最高の終幕（フィナーレ）を飾るムスキーオゾンノート

エメラルド色に染まる都に吹く、さらりと涼やかなリーフグリーン。それはまるで、言葉巧みに人々を惑わせる魔術師の飄々とした佇まいのように、軽やかで掴みどころがない。だがその奥底に潜む甘いバニラが、重ねた嘘に応じてほの暗さを帯びるたび、青年の心には罪の意識が積もってゆく。
しかし、偽りの仮面を取り去るようにムスクの温もりが心地よく漂えば、彼が存在した証はいつまでも人々の記憶に残り続ける。
青年の新たな門出を祝福するように、優しい魔法が広がるフレグランス。

TOP:

Bergamot, Lemon, Leaf Green

MIDDLE:

Ozone Note, Vanilla, Vetiver, Muguet, Poppy

LAST:

Musk, Amber, Patchouly