TOGASHI

トガシ|劇場アニメ『ひゃくえむ。』フレグランス

【トップノート】
ユーカリの涼やかさと、ホーウッドの硬さを帯びた清潔感のある香りから始まります。
スポーティーな雰囲気がありつつも、カジュアルではなく凛々しい雰囲気がある香りです。
幼い頃から「100mを誰よりも速く走れば、全部解決する」という真理を得ていた、大人びている様子が感じられます。
しかし硬さがある分、まるで軋むような尖りを帯びている香りでもあります。
これまでの「100mが誰よりも速い」という状態が、小宮というライバルとの出会いにより変化していく予感を思わせます。

【ミドルノート】
ガルバナムやベチバーの湿り気のある香りが重なることで、トップノートの切れ味が消えてしまいます。
まるで空虚にも感じられる香りで、競技生活を重ねるうちに、トガシが走る理由を見失っている様子が感じられます。
また、真っ直ぐでシャープにすら感じられたトップノートとの変化からは、小宮に敗北を喫してから10年、やがて苛酷な現実と対面するトガシの未来を予感させます。

【ラストノート】
トンカビーンズの温かみある香りが出てきます。
これによりミドルノートの淡い香りに深みが加わり、雑味のないクリーンな香りに変化します。
アクシデントや苦い経験、周囲からの助言など、今までの全てを糧にして「真剣ガチになるため」という、走る目的に辿り着いたトガシ。
そんな彼が、最後の決勝レースに挑む時の表情が思い浮かぶ香りです。

【全体的に】
トガシのフレグランスは、スマートな印象の爽やかさが特徴で、まさにスポーツマンといった雰囲気の清潔感ある香りです。
最初は真っ直ぐさの中に軋んだ印象を持ちながらも、だんだんと余計な力が抜けていくような変化から、100mの原点に立ち返り、今この瞬間の目の前のレースに真剣ガチになるトガシの姿を感じてみてください。