primaniacs - 「NU: カーニバル」

【トップノート】
ライチのキャピッとした甘酸っぱさから始まります。
可愛らしい見た目、声色、それに加えあざとい話し方をするエスターの姿が目に浮かぶ香りです。
悪戯好きで、度々モルフィスを虐めては揶揄（からか）っている様子が感じられる、小悪魔っぽい雰囲気が詰まった香りでもあります。

【ミドルノート】
アップルフラワーの澄んだ甘みが広がります。
トップノートの酸味が薄れ、徐々にクリアな印象に変化するイメージです。
ただハシュトに会いたい一心で召喚魔法を行ったり、太陽の都にて、なかなか帰ってこないモルフィスのことを心配して待ち続けるエスターの、家族想いなところが感じられます。
エイトからも「いつもモルフィスをイジメているようで、本当は過保護すぎるくらい情が厚い」と思われているほどの「お兄ちゃん」らしさも彷彿とさせます。

【ラストノート】
仄（ほの）かに深みのあるソフトウッディが重なります。
あざと可愛く振る舞っているものの、実は商売で莫大な富を築き上げているといった、凄腕の商売人としての一面を思わせる香りです。
貴族たちとも友好的な関係を築きつつ、時に相手を籠絡して自分の意のままに操ったり、エンテンとの取引の際には、その真価を存分に発揮して交渉を優位に運ぼうとしたりする様子が感じられます。

【全体的な香りの印象】
エスターのフレグランスは、キャピッと愛らしい小悪魔な雰囲気から、徐々に侮れないほどの強（したた）かさが出てくるのが特徴です。
いつもエイトが動きやすいように力を貸してくれるエスターの、無邪気な一面や、一方では少し大人びた一面をもっているところを感じてみてください。