【トップノート】
ブラックチェリーのダークな甘さから始まります。
シュガーノートのこっくりとした甘みも感じられるので、最初からもったりとした質感があり、人間の精気を吸って魔力を補充するモルフィスの、性に対する貪欲さを思わせるような、魅惑的な香りです。
また、この濃厚な甘さは、モルフィスの際どい衣装から覗く、むちっとした体の肉感も彷彿とさせます。

【ミドルノート】
オレンジブロッサムのクリアな香りが出てくることで、トップノートのもったりとした質感が和らぎ、真っ直ぐな印象に変化します。
エスターに「最もご主人様に忠誠的で、ご主人様を気遣う」と言われるモルフィスの、強い忠誠心を思わせる香りです。
定期的に周囲を巡り、情報収集や元素の宝石の状態を観察する任務をこなす彼の、仕事に対して真面目な様子も感じられます。

【ラストノート】
アンブレッドシードの柔らかい甘さが広がります。
時々暴走してしまうモルフィスですが、ふとした時にエスターや仲間の心情を慮るような発言をする彼の、仲間想いな一面を思わせる香りです。
しかし、そこへ微かにラズベリーの甘酸っぱさも重なるため、最後まで愛嬌が感じられます。
人間の精気を吸い過ぎて度々エスターに怒られているモルフィスの、ちょっぴりドジっ子な愛らしさも思い浮かびます。

【全体的な香りの印象】
モルフィスのフレグランスは、人間を誘惑するインキュバスらしい濃厚な甘さから、徐々に憎めない一面が見えてくるような、ソフトな質感に変化するのが特徴です。
エイトをご主人様と呼びエスターと共に彼に手を貸す思慮深さや、その一方で自分の欲に正直であるが故に度々エスターに尻拭いをさせているような憎めない一面を、香りで感じてみてください。

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