Olivine

オリビン|「NU: カーニバル」フレグランス

【トップノート】
最初からラストノートに入っているバニラが感じられるので、一貫してまろやかな質感があります。
そこに、ピーチやグリーンアップルなどの、みずみずしくキラッとしたフルーツが重なります。
心優しく、顔立ちも端正でスタイル抜群なオリビンの、爽やかな好青年らしさを思わせる香りです。
子供からお年寄り、はたまた騎士団にまで熱狂的なファンがいる彼の、その人気の凄まじさが伝わってくるようです。

【ミドルノート】
ピオニーやヘリオトロープの香りで、ほわんとした柔らかさが広がります。
トップノートのきらめきが和らぎ、繊細な空気感が出てくるイメージです。
「水の聖堂を守る」という大事な役目の為に自分の一生を聖堂に捧げることを覚悟しながらも、一方で聖堂に縛り付けられることから逃れたいとも思っているオリビン。
そんな彼の、抱えた苦悩が微かに垣間見える香りです。

【ラストノート】
奥深いバニラの甘さが重なり、香りに温感と厚みが出てきます。
エイトに全てを打ち明け、曝け出し、身も心も解放されていくオリビンの姿が目に浮かぶ香りです。
不安はあるけれどエイトと一緒ならきっと大丈夫だと思えた彼の、しがらみから解放されていく様子を思わせるように、芯の強さが出てきます。
また、この厚みのある雰囲気からは、魔法ではなく物理で魔物を制そうとする彼の、フィジカル面の強さも感じられます。

【全体的な香りの印象】
オリビンのフレグランスは、密かに胸に抱えている悩みや葛藤を思わせる繊細な印象から、次第にその感情から解放されるように厚みが出てくるのが特徴です。
エイトの眷属として宝石を浄化するという、己に課せられた責務を全うするために聖堂の外へ一歩踏み出すオリビンの、晴れやかな心持ちを感じてみてください。