Rei

レイ|「NU: カーニバル」フレグランス

【トップノート】
ジュニパーベリーやタイムの、硬質な香りから始まります。
エイトの眷属でありながら、宝石の研究にしか興味がなさそうなレイの、目的のためならば手段を選ばない様子が伺える香りです。
また、どこか飄々とした印象もあるので、猫のようにふらっと現れては去っていく彼の、捉えどころのない一面も感じられます。

【ミドルノート】
バイオレットの品のある甘みが広がります。
実は王族出身で、王族が立ち上げた魔学委員会という研究機関に所属していた彼の、高貴な立場を思わせます。
また、どこかしめやかな甘みからは、不定期に訪れる発作を抑える方法をエイトに教示する時に見せた甘い笑みをも彷彿とさせる、色っぽさが感じられます。

【ラストノート】
奥深さや温かみをもつトンカビーンズが、ゆっくりと漂い出します。
ミドルノートまでの色気のある雰囲気から、じんわりと穏やかな空気感が広がるイメージです。
自分が追われる身になると分かった上で、魔学委員会の研究対象として囚われていたガルを助け出し、その後ガルと再会した時も彼の事を気に掛けるような、レイのもつ情がじんわりとにじみ出す香りです。

【全体的な香りの印象】
レイのフレグランスは、ひんやりと冷たい香り立ちから、次第に色気のある甘さや穏やかさが広がっていくのが特徴です。
彼の過去が紐解かれていくにつれて見えてくる、合理的な研究者の一面の内にある温かな人情を、香りで感じてみてください。