Syou Fu Kan
【トップノート】
ネロリやプチグレンのビターな香りから始まりますが、ミドルノートにあるスパイスの、まるで砂塵のようなガサついた質感もあるため、どこか野暮ったさすら感じられる香りです。
誰一人踏破できないと言われていた荒野を歩いた殤不患の、健脚を思わせます。
また、このほろ苦い香りからは、
【ミドルノート】
トップノートでも感じられていた、シナモンやクローブといったスパイスの香りが強くなります。
魔神・
また、トップノートから変わらず素朴な香りで、飾り気のない印象もあります。
性根が俗物で横着者という
【ラストノート】
グアヤクウッドやサンダルウッドといった、ウッディ調の重厚感ある香りが出てきます。
「人を斬ることは難儀である」と命を奪うことの重みを理解し、魔剣目録を悪用することなく、それを守り通すことを誓う殤不患。
そんな彼の、落ち着いた精神性や覚悟のほどが伝わってくるようです。
また、重厚感はありながらも静かな温かみのある香りでもあるため、彼が義に厚い人情家であることも感じられます。
【全体的に】
殤不患のフレグランスは、武骨で素朴ながらも重厚感があり、飾り立てない
魔剣目録という重しを背負い、様々な因果や縁に巻き込まれ翻弄されながらも、決して今の自分を悲観せずに歩みを進める彼の、気苦労のほどと頼もしさを感じてみてください。
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