Ro Fu Yo
【トップノート】
シトラス調のすっきりとした香りとイグサの渋みによる、真っ直ぐでありながら力強さを感じさせる香りです。
普段は口数少なく物静かな
一方で、力強さをもたらすジリジリとした渋みからは、一度は人との関わりを拒んだほどの生い立ちの険しさや、魔族の見せる悪夢に
【ミドルノート】
イランイランの華やかな香りや、スターアニスやシナモンといったスパイスの熱感が出てきて、じわじわと力強さが増していきます。
トップノートに比べて濃厚さが増していくような変化からは、魔宮貴族・
心を癒す魅惑の歌声でありながら、魔界の猛獣を圧倒するほどの威力を発揮することもあるといった、華やかさとパワフルさの二面性がある香りです。
【ラストノート】
アンバーやレザーノートの香りが出てきて、ミドルノートの苛烈なまでの力強さが落ち着きます。
母親や
しかし、ほんのりアガーウッドの甘みが潜んでいるため、魔族になりかけ、復讐のために力を求めた浪巫謠が、それでも人の姿でいることを決意した様子を思わせます。
まるで寄り添うかのような心地よさすら覚える優しい香りが、静かな余韻を残します。
【全体的に】
浪巫謠のフレグランスは、世に名を轟かせる歌声の華やかで魅惑的な雰囲気と、攻撃の意思をもたせれば武器にもなるという力強さ、その両方を併せ持っているのが特徴です。
過酷な環境で生き抜いてきた彼が、自分の目と耳で善悪を判じて悪を絶とうと決意するに至るまでの苦悩と、決して悪に染まることのない正義の心を感じてみてください。
©2016 Thunderbolt Fantasy Project